「暮らし」とは、単に「家に居住すること」だけではなく、「その地域で生活していくこと」と「その地域の人々と関わっていくこと」を含みます。いい暮らしを送るためには、それら地域性を活かした生活や、人との交流を考える必要があります。私たちは、その視点を大切にし、次の2点を踏まえた家づくりをご提案いたします。
1.その地域の自然や気候風土を活かすこと
2.ご近所さん(地域の人々)とつながること
これらを考慮せずどんな家に住みたいか、ということだけを考えて建ててしまうと、独りよがりの家となりかねません。どんな家にどう地域と関わって暮らしていくか、それが「暮らしを創る」ということであり、その答えが「北九州の家」にはあります。
外光の取入れによる日中の室内空間の抜け感と開放感、省エネに配慮した住宅つくりです。
また、家族構成や生活スタイルや経年変化を考えることで、必要なスペースの確保と使いやすい空間計画をします。
このページに掲載しているプランは、参考プランになります。
北九州の家は、自由設計の注文住宅ですから、敷地の状況に合わせて、ご希望の間取りを一級建築士が設計いたします。
「北九州の家」は風の通り道を十分確保するために、 なるべく壁を設けず、ライフスタイルやシーンに合わせて 間仕切り(障子・ふすま)を出来るように用意しています。 家族の気配をどこにいても感じられるようなプランづくりを提案します。
手に触れるところは、なるべく自然素材を使い、 安心して暮らせるように配慮してます。 自然の持つ「ぬくもり」が感じられる材料になっています。
珪藻土
呼吸するので結露ができません!
無垢フローリング、無垢突板フローリング
足ざわりが気持ちいい!!
蓄熱土間
夏はひんやり冬は暖かい!!
羊毛断熱材、発砲硬質ウレタン吹付、グラスウール
見えないところにもこだわる!
長寿命サイディング
不燃なので家を守ります!
ガルバリウム鋼板
軽くて丈夫な材料です!
米松や杉
自然素材は、室内に使った方が永くもちます。
断熱効果を高めます
断熱効果を高め、結露を防止します。
古来の知恵を最大限活かすなら昔から日本で建てられてきた木造の家。
木の特性を考えて適材適所に使用し、横架材との接合部はしっかり金物でとめることで、大きな揺れにも大丈夫な構造になっています。
北九州は山と海が近くにあり、夏の昼間は“海風”、夏の夜間は“山風”が吹きます。その土地の気候、風土を考えた設計をすることで、住む人も家自体も喜ぶ家になります。
「北九州の家」では、地域の自然や気候風土を活かすために古来の知恵[格子・ひさし・土間」を取り入れ、自然の恵み[素材]にこだわった家づくりを提案します。
兼好法師は徒然草の第55段に次のように語っています。
家の作りようは夏をむねとすべし
(家の作り方は夏に主きを置くべきである)
冬はいかなる所にも住まる
(冬はどんな所でも住むことができる)
暑き比わろき住居は堪えがたき事なり
(暑い頃に悪い住まいは耐え難いものがある)
日本人は昔から夏の高温多湿という日本の気候に合わせて風通しの良い開かれた家をつくってきました。日本人はそれによって四季を感じ、木・土・紙といった素材なども上手に使って自然とともに生きてきました。
科学進歩を果たした現代では、人は快適さだけを求め、高気密高断熱の魔法瓶のような化学物質を閉じ込めた住まいをつくるようになりました。その結果、気温や湿度は快適になった一方、 住まいは自然から切り離され、科学的数値でははかることのできない日本人としての自然を敬い、愛する心は置き去りにされています。また化学物質により、シックハウスやアレルギーの問題も出てきています。
私たちは日本人が古来から大切にしてきた住まいと自然の繋がりを取り戻し、調和した「家が喜ぶような家」を創りたいと考えています。 土間や格子、庇などを用い、太陽光や風といった自然の循環を活かした住まいとします。また漆喰や珪藻土、無垢材といった自然素材を多用、化学物質もできるだけ抑えるよう配慮します。家が自然と一体となり、その土地で永く歩んでいくことを目指します。
このようなことは結果として、人にとって安心で安全、永く居心地がいい家になります。それは住まう人にとってもうれしいことでしょう。自然と調和した「家が喜ぶ家」は「人が喜ぶ家」でもあり、自然・家・人、すべてはつながっているのです。
「向こう三軒両隣り」といった言葉があります。
ご近所さんたちとお互いが何かと助けあうような間柄をいい、あいさつをかわし、味噌がなくなれば分けてもらったり、子どもをちょっと預かってもらったりと信頼と安心によって結ばれたコミュニティがありました。
現代の生活では、プライバシーを重視するあまり、家は家族だけの個人的な空間が外に閉ざされた家をつくり、ご近所づきあいが希薄になっています。
「北九州の家」ではゆるやかに地域のまちなみと人々とつながるために「外に開かれた家」を基本としながらもプライバシーに配慮した工夫のある家づくりを提案し、そしてまちなみに馴染むデザインが地域の景観にも寄与できる家になりました。
建物にとって、風を通すことは人間の呼吸と同じで大事なことです。昔から人はその季節に応じて、その日の天気を見て、窓を開けたり閉めたりして生活してきました。
「北九州の家」は立地条件に応じて、風向きを研究して開口部を設けることで、夏は涼しい風を取り込み、冬は冷たい風を遮ることで、快適に生活できると考えています。
格子は昔から町屋などによく使われる建具の1つです。壁ではなく、戸でもなく、格子を使うことで外を遮断するのではなく外の気配を感じつつ、プライバシーを確保することもできます。風や光を得ながら、安心安全も得ることができる優れた知恵です。素材もアルミではなく、木製にすることで人にやさしい温かみのある建具になりました。
木製でしっかりした造りになってます!
外と内をゆるやかにつなぐ建具風と光は通し、外からの視線はカットしてプライバシーを確保する(=防犯性も高い) 室内から外の様子はよく見える。
土間は、外のような、内のような中間的な場所。
昔は人を迎える玄関の役目から、生活に欠かせない作業場として大切な場所でした。室内と外部との中間的な場所となる土間は、現代の生活においても、家族にくつろぎを与えてくれる場所です。
土間の床は夏は涼しく、冬は暖かい日差しの熱を蓄える役割もあります。家族との時間を大切にする場でもあり、近所の人たちもつい立ち寄りたくなる場になります。
生活を豊かにするもうひとつの部屋
*土間の使い方*
・子どもの遊び場として
・ベビーカーなど赤ちゃん用品も
そのまま置ける
・自転車も置けるし、
メンテナンスだってできる
・おとなの趣味の場
・干し野菜も安心
・「半」室内犬も可能
蓄熱土間は、冬のあったかい日差しの熱を貯めて、夜間に放熱し、部屋をあたためる。
大きなひさしは夏の暑い日差しをさえぎり、時折強く降る雨風から家や人を守ります。一方、冬は日差しの角度が低いので暖かな陽だまりを室内の奥まで導きます。
ひさしは家の”傘“みたいな役割
接道が東側にあり、東側から入るプランです。
2階は1つのベッドルームとフレキシブルな空間になっています。
建築面積 93.93 ㎡(28.41坪)
1階床面積 88.94 ㎡(26.90坪)
2階床面積 45.55 ㎡(13.78坪)
延床面積 134.49 ㎡(40.68坪)
少人数のご家庭向きです。狭小地でも、駐車場が2台駐められます。
既存の宅地におばあちゃんと、息子さんご夫婦と妹さんの家を計画しました。
太陽光発電
太陽の光を利用して発電します。「北九州の家」の屋根は太陽光発電パネルがたくさん乗せられるように切妻になっています。
風力発電
家庭用には大型のプロペラタイプの物ではなく、垂直に立ったジャイロミル型の風車を用いす。発電力は小さく、騒音も小さいです。
小水力発電
昔の人は、水車を動力にして粉を挽いたり水を汲み出したりしました。今では、水車で発電ができるようになりました。
エネファーム
ガスから水素を取り出して、水素と酸素の化学変化のエネルギーで電気とお湯を作ります。まだまだ高価な物です。
エコウイル
車のエンジンと同じ原理です。エンジンを回して発電し、その時発生した熱でお湯を沸かします。騒音は家庭用ポイラーと同程度です。
LED電球
発光ダイオード。イルミネーションや信号機など、街でも見かけるようになってきました。LED蛍光灯という物もあります。
蓄熱暖房機
深夜電力(安い)でレンガを暖めることにより、室内の温度をセンサーで一定に保つ機能を持っています。幅射熱を利用するので安全です。
ジオパワー
一年中安定している地中の温度を空調に利用する物です。自然の温度差を利用する物で、過熱冷却する物ではありません。
太陽熱温水器
昔から屋根の上に乗せるタイプの温水器ですが、機能が格段に進化していて、初期投資が少ない割に効率よくお湯が作れます。
井戸
昔は会議の場としても用いられた水汲み場です。良質の地下水のある場所では井戸が使えます。地下水は年間を通して温度が安定しています。
掘りごたつ
椅子のように座れるこたつです。実は卓のこたつより古くからあります。
真空断熱ガラス
真空は熱伝導しない事を利用したガラスです。冷暖房の効きが良くなるだけでなく、結露にも効果があります。
雨水タンク
樋を流れる水をタンクに蓄えます。しっかりと密閉された物なら、虫の心配もありません。
ランプ
電灯の代わりに使える明かりです。ガス電池灯油を燃料とする物や、キャンドルを灯す物もあります
七輪
携帯式調理器具。炭を燃やすので室内で使うときは換気が必要です。火をおこすのに時間がかかります。
パーベキュースペース
屋外調理スペース。こちらは七輪より大型なので多くの調理が出来ます。庭の一角にバーベキュースペースはいかがですか。
薪ストープ
薪を燃やして暖を取る道具。海外ではストープというと調理器具を指すこともあるょうです。物によっては調理する事ももちろん可能。薪の準備、媒かき、煙突掃除と、メンテナンスは必須です